カビをアルコールで除去する!梅雨のジメジメに負けないカビ対策保存版
梅雨などの湿気が多い時期は、ジメジメとして不快ですよね。カビの発生にも頭を悩まされます。お風呂場や窓、布団やマットレスの下まで、放っておくとドンドン増殖していきます。
そんなカビの駆除には、実はアルコールが効果的です。アルコールの種類、効果などを交えて、カビの除去方法をご紹介していきます。
1.アルコールとは?
アルコールには様々な種類がありますが、掃除に使用するのは主にエタノールと呼ばれるものです。エタノールとは、エチルアルコールというアルコールの一種で、アルコール洗剤などは、基本的にエタノールが配合されています。
2.エタノールとは?オキシドールとどう違うの?

傷口の消毒などに使われるオキシドールはアルコールではなく、過酸化水素水です。オキシドールは傷口の消毒以外には、あまり使われません。
引火性がある
エタノールは引火性が高いので、火気厳禁です。使用の際は、近くに火の元がないか十分に確認しましょう。
揮発性が高い
一般的に普及しているエタノールには、無水エタノールと消毒用エタノールの二種類があります。無水エタノールはその名の通り、エタノール度数が99%以上のもの。水を加えて、エタノールの濃度を80%にしたものが消毒用エタノールです。
エタノールは揮発性が高いため、そのまま使用するとエタノールが浸透する前に蒸発してしまい、除菌効果が得られません。80%程度のエタノール濃度が一番除菌効果があると言われています。そのため掃除に使用するエタノールは無水エタノールを80%に薄めたもの、もしくは消毒用エタノールを使用しましょう。
匂いが独特
濃いお酒の臭い、もしくは病院で注射の際に当てるガーゼの匂いと言えば分かりやすいでしょうか。独特な匂いがするので、苦手な方はマスクなどを使用しましょう。
薬局やインターネットで購入できる
エタノールは薬局やインターネットショップなどで、簡単に購入することが出来ます。水の使えない電気機器の掃除や手入れ、冷蔵庫などの除菌などと幅広く使えるので、お家に常備しておくと便利です。
3.結局カビの除去にはどちらを使うの?
エタノールはカビを死滅させることは出来ますが、カビの汚れを落とすことは出来ません。汚れを落とすのには、カビキラーなどの塩素系漂白剤や、重曹などを使用しましょう。
同じく薬局で購入できるオスバンSとなどの逆性石鹸も、カビの除去に効果的です。エタノールと同じ働きをしますが、使用する場所が違いますので、どちらが良いというわけでもなく、両方常備していても良いと思います。
4.エタノールを使ったカビの除去方法、場所別4選
木部のカビ

木材などに発生したカビを除去する際には、80%に希釈した無水エタノールか消毒用エタノールを、霧吹きスプレーで全体に散布します。エタノールが乾くまで待って、その後乾いた布巾などで拭き取ります。
エタノールが乾く前に拭いてしまうと、カビが死ぬ前に菌を伸ばすことになるので、必ず乾くまで待ちましょう。また、同じ理由で濡れたふきんを使用するのはNGです。
衣類のカビ

衣類や布団などに生えたカビの除去をするには、まずブラシなどでカビの胞子を落としましょう。この際、部屋でやるとカビの胞子をばら撒いてしまうので、なるべくなら外で行いましょう。胞子を落としたら、乾いたタオルにエタノールを染み込ませ、軽く叩いて除菌します。その後、しっかりと乾燥させて完成です。
衣類などは、エタノールで色落ちしてしまうケースがあるので、まず目立たない箇所で試すことをおすすめします。
革製品のカビ

カビの栄養となる油脂などが豊富で外出時にカビ菌が付着しやすく、保管も押入れなどの薄暗い場所になりがちなバッグなどの革製品にも、カビは発生しやすいです。
こちらも乾いたふきんなどにエタノールを染み込ませ、叩くように拭いていきます。その後はしっかり天日干しです。衣類と同じくエタノールで色落ちしてしまう可能性がゼロではないので、まず目立たない箇所で試してみてくださいね。
壁紙のカビ

壁紙に発生したカビも、基本的に方法は同じです。乾いた布やふきんなどにエタノールを染み込ませ、叩くように拭いていきます。カビの胞子が落ちるので、部屋の換気は忘れずに行いましょう。
カビを除菌できても、頑固な黒カビ汚れは落とせないこともあります。メラミンスポンジなどで擦るか、白い壁紙の場合は塩素系漂白剤を使用しましょう。
一度除菌したのにまた同じ場所にカビが生えてくるようなことが繰り返されるときは、壁紙の奥にカビが生えているケースが疑われます。こちらは壁紙をはがすなど、個人では難しい大掛かりな作業になりますので、リフォーム業者などに頼むのが良いでしょう。
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