【決定版】洗濯機の排水口を掃除する簡単9ステップ
日々の生活を豊かにするにあたって必要な掃除。やはり綺麗なお部屋は居心地がいいですよね。しかし、あまり目に見えない部分は手を抜きがちなもの。洗濯機もその一つです。
洗濯槽のクリーニングはしても、排水口の掃除までしている方は少ないのではないでしょうか。洗濯機のトラブルの原因の中でも、排水口が占める割合は少なくありません。
そんなトラブルを未然に防ぐために、ここでは排水口のお掃除法を詳しくお伝えしていきます。
洗濯機の排水口が詰まるとおきる現象
1.洗濯パンに水が溢れる・水漏れ
排水口が詰ってしまった場合、当然洗濯排水の行き場はありません。今では洗濯機の下にプラスチック製の洗濯パンが設置されているご家庭も多いですが、多少の水漏れは防げても、大量の洗濯排水だとそうもいきません。床に溢れるのは勿論、最悪のケースでは、集合住宅などで階下の住人さんに迷惑をかけてしまう場合もあります。
2.洗濯機にエラー表示が出る

多機能な洗濯機では、排水口のつまりを察知してエラー表示が出ます。水が溢れないのは嬉しいですが、それでも突然エラーになってしまうと、洗濯機が使えず困ってしまうのは同じですね。
3.嫌な臭いがする

詰ってしまった排水口から立ち上る嫌な臭い。洗濯機は生活スペースから離れた場所に設置されている事が多いので、臭いの原因に気づきにくい事もしばしば。『遊びに来た知人に指摘されて気づいた』なんて事になるのは避けたいですよね。
洗濯機の排水口が詰まる原因
1.ホコリ・ゴミが溜まったから

洗濯機には通常、ゴミを取るためのネットが標準で装備されています。しかし完全に全てを除去できるわけではありません。ホコリや糸クズなどの小さなゴミ。液状化した汚れが詰み重なって蓄積されていきます。
集合住宅などでは、前の入居者さんの使用状況やハウスクリーニングの甘さなどで既に汚れが溜まっている場合があります。
2.異物が入ったから

汚れが蓄積する以外にも、異物が入り込むことで詰ることもあります。その多くは服についているボタンや、小さな飾りなどです。
3.洗濯機が故障したから

排水口ではなく、洗濯機自体が故障している場合もあります。ドラム式洗濯機に良く見られるのですが、洗濯機についている排水フィルターにゴミなどが詰ってしまったケースです。この場合でしたら、排水フィルターを掃除すれば解決します。
洗濯機の排水口の掃除ステップ
1.必要なものを準備する

排水口を掃除するにあたって、まず必要な物を揃えていきます。市販のパイプクリーナーを使うという方法もありますが、トラブルはいつでも突然起こるもの。今回はご家庭ですぐに用意できる『重曹』と『お酢』を使った方法をご紹介します。
用意するのは重曹とお酢。汚れを落とすためのスポンジや使用済みの歯ブラシ。取り外した器具を洗浄するためのバケツ。汚れてもいい雑巾やタオル類。ネジなどで留めてある場合に備えたドライバーなどの工具です。
2.排水口を見つける
まずは、排水口がどこにあるのかを探します。ご家庭によって違うものの、大体は下記の二種類です。
排水口が横にある場合
排水口が洗濯機の横にある場合は、洗濯機を動かす手間が省けるのでとても作業が楽になります。
排水溝が洗濯機の下にあって塞がれている場合
排水口が洗濯機の下にある場合は、そのままでは作業が出来ないので洗濯機を移動させる必要があります。この時、給水ホースが繋がっている蛇口をしっかり閉めるのを忘れないようにしましょう。
3.エルボや蓋を外す
エルボとは、排水口にはめ込まれているL型の管の事です。持ち上げると簡単にとれます。次に蓋を外します。これも簡単に外れます。エルボと蓋が一緒になっているタイプはそのまま蓋を外すだけで結構です。
4.排水トラップを外す
排水トラップとは、パイプ内の悪臭が上ってくるのを防ぐ装置です。反時計回りに回す事で外れるタイプが多いです。
5.重曹とお酢を入れて15分放置する

排水トラップを外したら、排水口の中に重曹を満遍なくふりかけます。その後お酢をかけるのですが、この時最初にふりかけた重曹に重なるようにかけるのがポイントです。
重曹とお酢が合わさると、化学反応によって炭酸ガスの泡が発生します。この泡が、汚れを落とす役目を果たしてくれます。炭酸ガスは二酸化炭素ですので人体に害はありません。
完了したら、そのまま15~30分程放置しましょう。その間に他の器具を洗浄していきます。
6.ゴミを捨てて歯ブラシなどでトラップを綺麗にする

排水トラップに溜まっていたゴミを捨て、スポンジや歯ブラシなどで掃除をしていきます。手荒れが気になる方は、ゴム手袋などをするのが良いでしょう。
7.水を入れる

十分に放置したら、バケツで排水口に水を流します。なるべく大量の水で綺麗に流しましょう。
8.排水トラップを取り付ける
水を流したら、洗浄した排水トラップをとりつけるのですが、ここで忘れてはいけないポイントがあります。それは『もう一度水を流す事』です。
排水口から上ってくる悪臭を防ぐため、排水トラップの内部には常時水が溜まっている状態になっています。そのため、排水トラップを取り付けた際は必ずもう一度水を流しましょう。
9.蓋を戻す(忘れずにロックする)
最後に蓋を閉め、エルボをはめ込みます。そして洗濯機から出ている排水ホースを繋げば終了です。この時、確実にロックしているのを確認するのも忘れずに。排水ホースの繋ぎ忘れで『いざお洗濯と思ったら水浸しに・・・』何て事にならないよう、しっかりと確認しましょう。
最後に
普段はあまり手の届かない洗濯機の排水口。突然のトラブルで業者さんにお願いしても手痛い出費になりますよね。特に難しい方法ではありませんので、自分でやるに越したことはありません。
お掃除のついでに、一度排水口もお掃除なされてはいかがですか?
洗濯機の掃除方法
1.重曹や洗濯機掃除グッズを利用する
重曹だけでなく、洗濯機掃除や洗濯機戦場専用の洗剤や道具などがかず多く販売されています。洗たく機クリーナー、洗たく槽ハイター、専用クリーナーなど各社様々な名称で作っています。そういった製品を試してみてもいいでしょう。
2.Zehitomo のハウスクリーナーに依頼を出す
洗剤やグッズを購入して自己流で掃除・洗浄するのではなく、自宅の洗濯機を洗って欲しい、ついでに洗面所も掃除してほしい、そういったリクエストを、ハウスクリーナーに依頼を出してみるのはいかがでしょうか。
Zehitomo でハウスクリーニングのリクエスト(依頼)を出すと、5名以内のハウスクリーナーからすぐにハウスクリーニングの見積もりを取ることができます。「洗濯機の掃除をしてほしい」「家の掃除をしてほしい」という依頼を、気軽にぜひ出してみてくださいね。