カーテンに生えたカビの落とし方!簡単なコツと予防法を解説

2022年4月21日

カーテンは、窓の結露が付着することでカビが発生してしまいます。カーテンに生えたカビは見栄えが悪いだけでなく、健康被害をもたらす恐れもあるため、すぐに対処しなければいけません。

カーテンのカビを落とす方法としては、手洗いで落とすか洗濯機で洗うかの2つが挙げられます。ただし、必要以上に生地を傷めないためには日頃からカビを予防しておくことが大切になるでしょう。今回はカーテンのカビを簡単に落とす方法と、カビの予防法について詳しく解説していきます。


カーテンにカビが生える原因

カーテンにカビが生える原因は、窓の結露や湿気によってカビが繁殖しやすい環境となっているためです。具体的に、次の生育条件を満たす場合はカビが繁殖しやすくなります。

・温度:20~30℃

・湿度:60%以上

・栄養:ホコリや汚れ

窓の結露を放っておくと、カーテンがその水分を吸収してカビが発生します。発生したカビは、カーテンに付着したホコリや汚れを餌にしてさらに繁殖。特に冬場は室温と室外の気温差が大きく、結露ができやすいためカビも繁殖しやすいでしょう。

また、夏場も注意が必要で、特に雨が続いて湿度が高くなる梅雨は危険です。天気が悪いからといって部屋干しばかりしていると、部屋の湿度が高くなりカビが発生する原因になってしまいます。


カーテンのカビを放置すると危険

カビの生えたカーテンは、見栄えが悪くなるだけではありません。カビの胞子は空気中に拡散しやすく、カーテンを開け閉めしたタイミングや窓・エアコンの風などで部屋に広がることもあるでしょう。胞子が体内に入ると、喘息やアトピー、アレルギー性鼻炎といったアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

また、水虫や真菌性肺炎、食道炎、胃腸炎、髄膜炎といった感染症に感染してしまうことも。 特に、免疫力が弱い高齢者や小さい子供などがいる家庭では注意する必要があるでしょう。カーテンのカビに気づいたら、即座にカビ対策をとらなければいけません。



カーテンに生えたカビの落とし方

ここからは、カーテンに生えたカビの落とし方を段階的に紹介していきます。


1. 洗濯表示タグのマークを確認する

洗濯表示 タグ カビ カーテン 落とし方

カーテンのカビを落とす前に、洗濯表示タグのマークを必ずチェックするようにしましょう。カーテンの裏地上部についていることが多く、それぞれのマークは以下のような意味があります。

なお、2016年12月から洗濯表示のマークは変更されており、こちらは変更後の新マークです。 まずはカーテンが水洗いできるか、水洗いできる場合は洗濯機で洗えるかどうかを確認してください。水洗いができない場合、クリーニング店に持っていくようにしましょう。

また、漂白ができるかどうか、使用できる漂白剤はどの種類かもチェックが必要です。不適切な洗い方だとカーテンを傷つけることもあるため、最初に適切なお手入れ方法を確認するようにしてください。


2. 手洗いでカビを落とす

ブラシを使いながらカビを落としていきます。洗濯機で洗えるカーテンであっても、先に手洗いで目立つカビ汚れを落としておくと、汚れが完全に落ちやすくなるでしょう。

また、手洗いであればフックをわざわざ外す必要がなく簡単に行えます。 なお、レースカーテンは繊細な生地でできているため、カビを落とすときは特に優しく行うようにしてください。


必要なもの

・歯ブラシや掃除ブラシ
・洗濯用洗剤
・タオルや雑巾などの布(2枚)


基本手順

1. ブラシで表面のカビ部分を軽く払うようにして叩き、カビを落としていきます。

2. カーテンの裏側に布をあて、洗濯用洗剤をつけたブラシで1. と同様にカビ部分を叩きます。

※カーテンが傷つかないように、ブラシで叩くときは優しくたたきましょう。

3. カビ汚れが裏側の布に移ったら、もう1枚の布を水で濡らしてカビ部分をポンポンと叩くようにして押さえます。

4. カビが取れていたら、干してしっかり乾燥させます。



3. つけ置き洗いでカビを落とす

手洗いでカビが落ちないときは、つけ置き洗いをするのが効果的です。

なお、効率よくカビを落とすには洗濯用洗剤だけでなく、オキシクリーンやワイドハイターのような「酸素系漂白剤」を併用するのがおすすめ。カーテンに発生しやすい黒カビは、一般的な洗濯用洗剤だとあまり綺麗に落ちません。 酸素系漂白剤であれば塩素系漂白剤よりも刺激が少ないため、カーテンを傷めることなくカビの汚れを落とせます。

また、色落ちの心配もほとんどないでしょう。注意点として、漂白剤を使用するときはゴム手袋を着用し、必ず換気するようにしてください。つけ置き洗いでカビが落ちなかった場合、洗濯可能なものは洗濯機で洗濯にかけ、不可のものはクリーニング店に持っていきましょう。


必要なもの

・カーテンが入る大きさの洗面器またはバケツ(ない場合は浴槽)
・洗濯用洗剤
・酸素系漂白剤(粉末タイプの方が効果あり)
・ゴム手袋
・洗濯ネット


基本手順

1. カーテンが入る大きさの容器に30〜40℃のお湯を張り、酸素系漂白剤大さじ1強、洗濯用洗剤小さじ1を入れてよく混ぜます。

2. カーテンのフックを取り外し、表面のホコリやゴミを叩いて落とします。

3. カーテンを入れて30分〜1時間ほどつけ置きします。

※長時間置いておくと汚れが全体に広がったり生地が劣化したりする可能性もあるため、30分以上つけるときは注意してください。

4. つけ置きした後、カビでひどく汚れている部分は優しくもみ洗いをします。

5. カビが落ちていれば、仕上げに手洗いをします。

6. お湯を捨ててカーテンを軽く絞った後、畳んで洗濯ネットに入れ、洗濯機の脱水機能を使い1分以内で脱水を行います。

7. しっかり干して乾燥させます。



4. 洗濯機を使う

つけ置き洗いをしてもカビが落ちないときは、洗濯機を使いましょう。柔軟剤を入れるとカーテンのシワ予防になるのでおすすめです。また、生地を傷めないよう弱流運転で洗濯機を回すようにしてください。


必要なもの

・洗濯用洗剤(洗濯表示タグに弱マークがある場合はおしゃれ着用の洗剤)
・酸素系漂白剤(粉末タイプの方が効果あり)
・柔軟剤(おしゃれ着用洗剤を使用する場合はなし)
・ゴム手袋
・洗濯ネット


基本手順

1. カーテンのフックを外し、表面についているホコリやゴミを落とします。

2. カーテンを畳んで洗濯ネットに入れます。

3. 洗濯用洗剤・酸素系漂白剤・柔軟剤を入れます。

※つけ置き洗い後に洗濯する場合、何も入れなくて大丈夫です。

4. 弱流運転で洗濯機を回します。脱水は1分以内に設定してください。

※つけ置き洗い後の場合はすすぎと脱水のみを行います。

5. 脱水後、干してしっかり乾燥させます。



5. 塩素系漂白剤・カビ取り用洗浄剤を使う

酸素系漂白剤だけでは落ちないような重度のカビには、最終手段としてハイターのような「塩素系漂白剤」や「カビ取り用洗浄剤」を使いましょう。カビ取り用洗浄剤ではカビキラーやカビハイターがおすすめです。

ただし、どちらも酸素系漂白剤より漂白力が強く、柄物のカーテンであれば色落ちしてしまいます。必ず洗濯表示タグのマークを確認した上で、見えない部分で試してみてから使うようにしてください。また、酸素系漂白剤を使用するときと同様、ゴム手袋を着用して必ず換気を行うようにしましょう。


必要なもの

・カーテンが入る大きさの洗面器またはバケツ(ない場合は浴槽)

・歯ブラシや掃除ブラシなどのブラシ

・洗濯用洗剤(洗濯表示タグに弱マークがある場合はおしゃれ着用の洗剤)

・塩素系漂白剤またはカビ取り用洗浄剤

・柔軟剤(おしゃれ着用洗剤を使用する場合はなし)

・ゴム手袋

・タオルや雑巾などの布(カビ取り用洗浄剤を使う場合のみ)

・洗濯ネット


基本手順

1. 塩素系漂白剤の場合、容器に30〜40℃のお湯を張って中に漂白剤を入れ、つけ置き洗いをします。カビの部分はもみ洗いしたり、ブラシで洗ったりすると落ちやすくなるでしょう。

2. スプレータイプのカビ取り用洗浄剤を使う場合、カビの部分に吹きかけて5分ほど放置します。放置後、お湯で湿らせた布で軽く拭き取ってください。

3. 塩素系漂白剤やカビ取り用洗浄剤でカビを落とした後、洗濯機で洗えるものは洗濯機で洗濯します。カーテンをネットに入れてから、運転モードは弱流運転にして回してください。手洗いのものは浴室で洗います。

4. 1分以内で脱水を行います。

5. 干してしっかり乾燥させます。


6. クリーニングに出す

カーテンが水洗いできなかった場合や塩素系漂白剤を使ってもカビが落ちなかった場合、クリーニング店に持ち込みましょう。プロに任せれば、確実にカーテンのカビ汚れを落としてもらえます。

また、お金に余裕のある方は買い替えを検討してみてもいいかもしれません。クリーニングに出すより、かえって費用が安く済む場合もあるでしょう。クリーニング店に持っていった上で、買い換えるかどうか決めるのがおすすめです。



カーテンのカビを予防する方法

せっかくカビを落としても、しっかりと予防しておかないとまたすぐにカーテンがカビてしまいます。健康被害の予防や見栄えの面からも、カビはできるだけ事前に予防しておきたいものでしょう。最後に、カーテンのカビを防止するためのポイントを5つ紹介します。


窓の結露を拭き取る

結露が発生してしまったら、カーテンへ染み込む前にこまめに拭き取りましょう。特に室内外の気温差が激しい朝は結露が発生しやすく、できるだけ朝のうちに拭き取っておくのがおすすめです。結露用のワイパーがあれば簡単に取ることができ、新聞紙でも十分に結露の水分を吸収させることができます。

また、毎日結露をとるのが大変な方は、テープ型やシート型になっている結露防止グッズを使ってみるのもいいでしょう。100円ショップやホームセンターなどで様々な種類のグッズが販売されているので、チェックしてみてください。


こまめに換気する

結露のできやすい冬場は寒いかもしれませんが、しっかりと換気を行い湿度を下げるようにしましょう。10分ほどを目安に換気することで、部屋に湿気がこもってしまうのを防ぎ、清潔な空気を保てます。こまめな換気が難しいようであれば、除湿器を使って部屋の湿度が高くなることを防ぐようにしてください。

また、部屋の家具の配置を工夫して風の通り道を作ったり、カーテンが窓に触れないようにしたりすることも効果的です。


除菌する

除菌スプレーを使ってカーテンを清潔に保ちましょう。カーテン用の除菌スプレーは市販されていますが、無水エタノール(消毒用エタノール)と精製水(水道水)で自作することもできます。1つ用意しておけばカーテン以外の壁紙やカーペット、ソファといった箇所のカビ予防にも使えて便利です。

ただし、カーテンの素材によってはシミになってしまうことがあるため、一度見えない部分で試してから使うようにしてください。


定期的にカーテンを洗う

時間に余裕があれば、定期的にカーテンを洗いましょう。仮にカビが発生してしまっても、ひどくなる前であれば比較的簡単に落とすことができます。洗うのが難しければ、こまめにホコリや汚れを落とすだけでもカビの繁殖を防ぐ効果があるので試してみてください。


機能性の高いカーテンに交換する

吸湿性や通気性、速乾性の高いカーテンや抗菌加工がされているカーテンはカビの防止に効果的です。また、水洗いできないカーテンを使っている場合、家庭でも簡単に洗える素材を使ったカーテンに替えるのもおすすめでしょう。特に、手洗いが面倒だという方は洗濯機で洗える素材のカーテンだと便利です。



プロにカーテンのカビ取りを依頼する

できるだけカビが生えないように予防していても、時期や環境によってはカビが生えてしまうこともあるでしょう。デリケートな素材のカーテンを自分で洗うのが不安な方は、Zehitomoからカーテンのカビ取りを依頼してみませんか。 依頼は無料で出せますので、ぜひ気軽に利用してみてください。