外構工事で人気のインターロッキングとは?施工方法や費用を解説

2022年5月25日

自宅の外構をおしゃれにしたいという方におすすめなのが、公園や歩道などで目にすることの多いインターロッキング舗装です。デザイン性の高さや使い勝手の良さから、最近では住宅の外構としても多く使用されるようになりました。 今回は、インターロッキングの特徴や施工方法、費用の相場などを詳しく解説していきます。インターロッキングを詳しく知らない方にもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。


インターロッキングとは

歩道 街並み

インターロッキングとは、様々な色や形をしたコンクリートブロックを並べ、隙間の目地に砂を入れて仕上げる舗装方法です。使用されるブロックはインターロッキングブロックと呼ばれ、砕石・敷砂・インターロッキングブロックの3層構造となっています。 インターロッキングには「かみ合わせる」という意味があり、ブロック同士のかみ合わせ効果によって荷重を分散するのが特徴のひとつ。また、一部のブロックはリサイクル材が使われており、壊れていないブロックは再利用できることから、環境に配慮した舗装方法とも言えるでしょう。



インターロッキングブロックの種類

インターロッキングブロックの厚さは6cm・8cm・10cmの3タイプがあります。この中で、主に住宅の外構・エクステリアに使われるのは6cmか8cmのタイプです。また、色は暖色系から寒色系まで様々な色があり、組み合わせ次第で多様なデザインが楽しめるでしょう。中には天然石で加工されたブロックや、アンティーク加工されたブロックもあるようです。ブロックの種類を大まかに分けると、以下の3タイプに分類されます。


長方形のレンガタイプ

インターロッキング 派手 ピンク

インターロッキングの定番とも言えるブロックで、レンガならでは落ち着いた風合いが特徴的です。ブロックの側面が直線のものあれば、ズレ防止のためにギザギザになっているものもあります。住宅街の歩道や公園、ショッピング施設など、様々な場所で見かけることが多いでしょう。規則性がある形のため、一見個性を出しにくいようにも見えますが、組み合わせるブロックの色合いによって様々な表現を楽しめます。


正方形の平板タイプ

レンガ インターロッキング

レンガタイプよりもサイズが大きめなブロックです。素材はコンクリートのほか、天然石を使うことも多く、天然石のブロックは色あせしにくいのが特徴的。幅が広めな歩道や玄関アプローチ、駐車場のアクセントとして使われることが多くなっています。長方形タイプのブロックと組み合わせることで、より幅広いパターンのデザインが楽しめるでしょう。また、ドット絵の要領で地面にマークを描くようなデザインも可能となっています。


ランダムタイプ

インターロッキング ランダム

上記の2つに該当しない、大きさや形状がランダムなブロックです。中には天然石をそのまま割ったような形状をしたブロックもあります。規則性がないからこそ、オリジナリティのあるおしゃれなデザインにできるでしょう。他と被らないようなデザインの外構を作りたい方におすすめのブロックです。



インターロッキングのメリット・デメリット

ここからは、インターロッキングのメリットとデメリットについて説明していきます。


メリット

インターロッキング メリット イラスト

耐久性が高くメンテナンスしやすい

インターロッキングは、かみ合わせ効果で荷重が効率よく分散されるため、耐久性や柔軟性に優れています。アスファルトやコンクリートと比べて地面の変化に強く、ひび割れが起きにくいでしょう。 また、一部が破損してしまった場合も、隙間を空けてブロックを敷き詰めているため部分的な補修がしやすいというメリットがあります。小規模な補修で済みやすい分、他の舗装方法と比べてメンテナンス費用が抑えられるでしょう。


様々なデザインを楽しめる

ブロックの組み合わせ方次第で自由にデザインを楽しめるのは、インターロッキングならではのメリットでしょう。ブロックの素材や色、形、サイズには様々なものがあるため、周辺環境に合わせて住宅に馴染むようなデザインができます。洋風なイメージが強いインターロッキングですが、組み合わせ次第では日本家屋に馴染ませることも十分可能。暖かみのある雰囲気やシックな雰囲気など、アイデア次第で理想の住宅を作ることができるので、好みの施工事例がないかぜひ探してみてください。


透水性が高く水はけが良い

雨が降ってもブロックとブロックの隙間に水が浸透し、地下へと流れていきます。水はけが良いため水たまりができにくく、雨で滑りやすくなることも防げるでしょう。 また、保水性を持ったブロックの場合、吸収した雨水を晴天時に水蒸気として放出し、路面温度を低下させることができます。加えてインターロッキングブロックは照り返しが少ないという特徴があるため、夏場の暑い時期も熱を持ちにくく、涼しさを保てるでしょう。


雑草対策になる

インターロッキングでは地面をブロックで覆うため、ブロック部分の雑草が生えてくることはありません。これまで雑草に悩まされていたという方は、草むしりの手間が省けるでしょう。また、雑草は害虫の原因でもあり、雑草を減らすことは害虫を減らすことにもつながります。 ただし、施工から年月が経つと目地の部分から雑草が生えてくるため、生えた部分の雑草は抜かなければいけません。とはいえ、施工前と比べて草むしりの量は格段に減らせるでしょう。ちょっとした雑草も気になるという方は、目地の砂として雑草を防ぐ防草砂を利用するのがおすすめです。


デメリット

インターロッキング デメリット イラスト

施工に手間と時間がかかる

他の舗装方法よりも細かく丁寧に作業を行わなければならないため、どうしてもインターロッキングの施工には時間がかかってしまいます。材料を流し固めるコンクリートや敷き均しを行うアスファルトの場合、乾燥が必要なものの、作業自体にそれほど時間はかかりません。一方、インターロッキングの施工ではブロックを1つずつ手作業で敷き詰めていく必要があります。 また、整った外観と強度を保つには丁寧な下地づくりが必須であり、これも施工に時間がかかる原因でしょう。工期が長くなりやすいため、外構工事を考えている方は前もって工事の計画を立てる必要があります。


導入コストが高い

施工に手間と時間がかかる分、人件費もかかってくるため、施工費用は他の舗装方法と比べて高くなってしまいます。また、面積が広くなったり特殊なブロックを使ったりすると、その分費用が高くなるでしょう。 ただし、修繕費は抑えられるので、長い目で見ると経済的な施工方法とも言えます。施工後、およそ20年でアスファルト舗装と合計費用が同じになり、40年後には6~19%の費用が削減できると言われています。


経年劣化によって色褪せする

施工したてのうちは綺麗な外観を保っているものの、年月が経過すると共に色褪せしてしまいます。色褪せもいい味になると言えますが、いつまでも真新しい外構のままがいいという方にとってはデメリットでしょう。 なお、顔料を使用していない天然石でできたブロックや、色落ちの対策が施されているブロックであれば色褪せを防げます。できるだけ色を長持ちさせたいという方は、こうした色褪せしにくいブロックを使うのがおすすめです。


日陰だと苔が生えてくる

日陰の部分にインターロッキング舗装を行う場合、目地の部分から苔が生えやすいというデメリットがあります。苔を放置しておくとヌメリが出てきて、足を滑らせる原因になりかねません。また、苔が生えていると見栄えも悪くなってしまうでしょう。対策として、定期的に高圧洗浄によるメンテナンスを行うか、できるだけ日陰部分には施工しないようにするのがポイントです。


インターロッキングの施工方法

レンガ たくさん

ここからは、インターロッキングの施工方法を説明していきます。インターロッキングは、上に何が通るかによって層の厚さが変わるため、最初に用途を決定しなければいけません。歩道よりも車道の方が荷重が大きくなる分、層の厚さは厚くなるでしょう。ここでは、駐車場のように車が乗ることを想定した場所の施工方法について説明します。

  1. 不要な土を除去する

まず、下地に敷く砕石とその上に敷くインターロッキングブロックの分の深さを確保するため、土を掘り返します。施工後、床面とその境界部分の高さが等しくなるように注意しなければいけません。施工面積が狭く重機が使えない場合、手作業で掘り返していかなければならないので、かなり時間のかかる大変な作業になります。

  1. 下地の処理を行う

下地に砕石を均等に敷き、転圧機と呼ばれる専門の重機で押し固めます。この作業は転圧と呼ばれ、転圧によって地面の強度が高まり、荷重がかかってもへこまないようになるのです。

  1. 下地に砂を敷く

砕石で固めた下地の上に、目の細かい砂を敷きます。ブロックの隙間を通り抜けた水をこの砂が吸収するので、水はけを良くするのに効果的です。施工する面全体が平らになるように、手作業で砂を敷いていきます。この作業を丁寧に行わないと上に敷くブロックがデコボコになってしまうため、注意が必要です。

  1. インターロッキングブロックを敷き詰める

ブロックを1つずつ手作業で敷き詰めていきます。様々な色のブロックを使う場合は、デザインが崩れていないかチェックしながら作業を行わなければいけません。また、曲線の部分や端の部分などに敷くときは、ブロックがピッタリはまるようにカットして使います。すべてのブロックを敷き詰め終わったら、再度転圧を行って表面を平らに。この作業は時間と手間がかかるため、かなりの集中力が必要になるでしょう。

  1. 目地を砂で埋める

最後に硅砂(けいしゃ)と呼ばれる白く細かい砂を表面にかけ、ほうきやデッキブラシなどを使い目地を埋めていきます。この作業は砂締めとも呼ばれ、耐久性を左右する重要な作業です。インターロッキングはセメントやモルタルなどで固定されない分、砂締めが足りないとブロックがずれてしまうため、注意が必要。より強度が求められる場合は繰り返し転圧と砂締めを行い、ブロックと砂の摩擦力を向上させて耐久性を高めます。



インターロッキングの施工費用

施工費用 予算

一般的な無地のブロックを使用する場合、1平米あたり「7,000〜9,000円」が費用の相場になります。なお、駐車場のように車が乗る場所の舗装ではさらに手間をかけて行う必要があるため、平米単価が10,000円を超えることもあるようです。ブロックの種類や施工場所だけではなく、デザインが複雑になることでも費用は高くなるでしょう。特にブロックをカットして使用する場合、1つずつ手作業で行うため時間がかかり、その分費用もかさむ傾向です。



DIYでインターロッキング舗装はできる?

DIYであれば費用は材料費だけで済みますが、時間と手間がかかるため、あまりおすすめはしません。下地の転圧では専用の重機が必要となり、わざわざ重機をレンタルする必要があります。また、ブロックの敷き詰めは時間がかかるだけでなく、テクニックも要するでしょう。DIY初心者の場合、プロの業者に依頼した方が無難です。 逆に言うと、時間に余裕があり、1つのことをコツコツやるのが好きな方には向いているかもしれません。DIYには向き不向きがあるので、自分がどちらのタイプか考えてみると良いでしょう。必要な材料はホームセンターで購入でき、ブロック1個あたりの価格は長方形のレンガタイプで「100〜300円」、正方形の平板タイプで「200〜1,000円」となっています。


依頼するときに気を付けること

インターロッキング 模様

最後に、インターロッキング舗装を業者へ依頼するときの注意点について2つ紹介します。


実績のある業者を選ぶ

インターロッキング舗装は、プロでも難易度が高いと言われています。施工の完成度は業者の腕に大きく左右されるため、依頼の前には必ず施工実績を確認するようにしましょう。 ブロックの敷き詰め方がきれいでも、下地の処理が甘いと、後からぐらつきやズレなどの問題が発生する恐れもあります。見えない部分も手を抜かずに作業してくれるような信頼できる業者に依頼するため、実績や口コミをチェックするようにしてください。


複数の業者に見積もりをもらう

施工場所の環境や面積、使用するブロックの種類などで費用は大きく変わってきます。業者によって提示する費用は異なるため、少なくとも2〜3社からは見積もりをもらうようにしましょう。複数の見積もりを比較することで、施工にかかる費用の相場感が掴めてきます。 なお、費用が高すぎる業者はもちろん、あまりに安すぎる業者にも注意してください。費用が安すぎる業者の場合、手抜き工事をされていたり、低品質のブロックが使われたりする可能性があります。



ゼヒトモで外構・エクステリア工事のプロを探す

歩道 インターロッキング

外構・エクステリア工事を頼みたいけど、近くにどんな外構・エクステリア工事のプロがいるか分からない。いろいろなプロを一気に検討してみたい。そんな悩みをお持ちの方は、ゼヒトモから外構・エクステリア工事のプロを探してみませんか?

ゼヒトモでは予算や都合のいい日時、どんなサービスを希望しているかの質問に答えることで、簡単にあなたにピッタリなプロを見つけられます。

ぜひ、インターロッキング舗装でお困りの方は、ゼヒトモからプロに相談してみてください。