ヒートショックを予防するには?冬は要注意!!

2021年12月21日

多くの人はヒートショックと聞くと、なんとなく小耳にはさんだことがある程度ではないでしょうか。でもしっかりと対策をしないと、ヒートショックは死ぬかもしれない危険な症状です。特に冬に起こりやすいからこそ、ヒートショックの内容と対策を理解して、この冬を乗り越えましょう。

ヒートショックとは

交感神経の働きによって、暖かいところでは血管が緩んで血圧は下がります。逆に寒いところでは血管が収縮することで血圧が上がります。この気温の変化によって血圧が上下することで、心臓や血管の病気が起きることをヒートショックといいます。特に急激な温度変化は、血圧が一気に上昇、または下降することで心臓や全身の血管に異変を起こします。

ヒートショックによって引き起こされる病気や症状

この時に起きる病は、脳内出血、大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞など死亡するリスクの高い病気です。また急激な血圧の変化で意識を失うこともあります。これにより転倒や溺死することもあります。

ヒートショックの死亡者数は?

ヒートショックによる死亡者数は正確に把握できません。その理由は血圧の変化によって亡くなったと断言することは困難だからです。ただ厚生労働省によると、血圧の変化が起きやすい入浴中の急死者数は約14,000人と推計されています。これは平成30年度の交通事故による死亡者数3,532人の約4倍です。車を運転するときと、同じかそれ以上、ヒートショックについて注意しておかなければなりません。

体の中のどのような変化がヒートショックを起こすのか?

ヒートショックが起きるメカニズムは血圧の急激な変化です。そして血圧の急激な変化が起きる理由は温度変化です。特に10℃以上気温が変化すると、命を危険にさらすほどの血圧の変化が起きます。

家の中でのヒートショックの巣窟は、お風呂!!

この気温の変化が起きやすいのは、お風呂がNo.1でしょう。暖かい部屋から脱衣場に行きます。暖房のかかっていない脱衣所で服を脱ぐことで、激寒ゾーンに突入します。その後お風呂場に行きますが、ここがタイル張りなど気温を下げやすい内装であれば、さらに体を冷やします。そして入浴。体を一気に温めることで、血圧を急激に下げます。下の図を見ると、血圧の上下する様子がよくわかります。

特に冬場はこの寒暖差が広がるために、十分注意しましょう。

ヒートショックに注意しなければいけない人は高齢者だけなのか?

ヒートショックで起きる病気は高齢者がなりやすい病気ばかりです。実際、65歳以上の高齢者はヒートショックになりやすく注意が必要です。しかし注意しなければならないのは、若者も同じです。ではどのような人は特に注意した方がよいのか、確認していきましょう。

心臓や血管などに負荷がかかりやすい人

  • 65歳以上である
  • 高血圧、糖尿病、動脈硬化がある
  • 肥満、睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある
  • 浴室に暖房設備がない

気温の変化など体に負担をかけることが好きな人

  • 熱いお風呂が好き
  • 一番風呂が好き
  • 飲酒後に風呂に入るのが好き
  • 長風呂が好き

これらの項目に当てはまる人は、ヒートショックに注意する必要があります。次に紹介するヒートショック対策をして、予防していきましょう。

お風呂でのヒートショックの対策・予防法

お風呂でのヒートショックの対策の鉄則は3つ。血圧を急激に変化させないこと、万が一に備えて、死の危険を回避する、体に負荷のかかるような気温の変化を作らないことです。この3つの鉄則を実行するための具体的な方法をお教えします。

【血圧編】ゆっくりとお風呂から出る

ゆっくりとお風呂から出ることで、めまいなど血圧が低いことで起きる症状を抑えましょう。ゆっくりと立ち上がり、徐々に血圧を上げるように心がけましょう。

【血圧編】入浴前は飲酒を控えよう

飲酒をすることで血圧が下がります。入浴×飲酒で血圧がかなり下がる危険があります。飲酒をするとお風呂でゆっくりしたくなる気持ちも分かりますが、最低でも1時間以上あけてから入浴するようにしましょう。また飲酒は血をどろどろにして、血栓ができやすくなります。脳梗塞や心筋梗塞の危険が高まります。水分をとることで、血栓が詰まりにくい血にするようにしましょう。

【血圧編】入浴前に血圧を測る

自分の血圧を把握することで、ヒートショックを予防することも効果的です。体調の変化によって、血圧が高いときがあります。しかし気づきにくい変化でもあるため、客観的に今自分がどのような状態なのかを知ることが大切です。そして血圧が高い場合には、注意しながら入浴するか、入浴を控えるようにしましょう。

【血圧編】食後すぐに入浴しない

食事も飲酒と同様で、血圧を上下させる要因の1つです。最低でも1時間あけてから、入浴するようにしましょう。

【回避編】家族などに声をかけてから、入浴する

ヒートショックによって倒れた場合でも、まだ救急隊を呼んだり、適切な処置をすることで、ヒートショックの脅威を回避することができます。そのため手遅れになる前にいち早く気づいてもらうためにも、家族に声かけしてから入浴しましょう。

【回避編】リフォームで手すりを設けよう

手すりをお風呂に取り付けることで、低血圧による立ちくらみが起きても安心。浴室内での転倒によるケガも、ヒートショックによって起きることがあります。服を着ていないために、転倒でも大けがにつながる可能性があります。転倒を侮ってはいけません。

【気温編】お風呂の温度は38℃~40℃

お風呂の温度を42℃以上にすると、心臓への負荷が高まります。熱いお風呂が好きな方は、最初は38℃~40℃のお湯につかりましょう。それから徐々にお湯を足して熱くしていくことをおすすめします。

【気温編】入浴前にかけ湯

入浴前にかけ湯をすることで、体を徐々に温めましょう。こうすることで体への負荷を減らし、安全に入浴することができます。特に心臓から遠い部分からかけ始めるといいです。足先など体の中でも冷える部位から温めていきましょう。

【気温編】浴室・脱衣所のリフォームで気温差をなくそう

入浴まで気温の変化をなくすためには、リフォームで対処しましょう。ヒートショックに有効なリフォーム、4種類をご紹介します。下の表をご覧ください。

種類費用の目安概要
断熱材リフォーム1㎡あたり
4,000〜30,000円
天井・壁・床に断熱材を入れることで、外からの冷気を防ぐことができる。
温度差をなくしやすいため、ヒートショック への効果は抜群。
内窓の追加80,000〜150,000円内窓を設置して、窓を二重にすることで断熱効果をUP。
浴室の熱を外に逃さないためにも、窓の断熱効果を上げよう。
暖房設備の設置浴室
100,000〜400,000円
暖房設備を設置することで、部屋から入浴までの通り道をすべて暖かくしましょう。
浴室の暖房設備であれば、衣類の乾燥機能などもついており、雨の日でも洗濯ができます。
新しいユニットバスにリフォーム600,000〜1,500,000円タイル張りの浴室は断熱効果が高く、かなり寒くなります。
ユニットバスは断熱効果も高く、いろいろな機能がついています。
浴槽もすべて変えて、綺麗にしたい方にはおすすめです。

ヒートショック対策用のリフォームは様々な種類があり、費用も変わってきます。予算を考えた上で自分にあったリフォームを考えてみましょう。またリフォーム業者と相談してみるのもいいでしょう。

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